ぜんぶ盛り

推しへの愛が素直。

これといってすることがない話

最大出社率を50%から30%に減らすように社内メールで周知が来たけどどれくらいの本気度なのか測りかねている。

 

前の記事にも書きましたが、相変わらずすゑひろがりずにどハマり申し上げている。

よしもとは劇場公演の配信をめちゃくちゃやってくれているのですが、出演本数が半端なくて嬉しい悲鳴。売れっ子じゃ~ん!

よしもとの劇場配信はブラウザ(Streaming+)視聴、24時間回数無制限アーカイブ有、開始30分後まで購入可能、チャット機能付き(良し悪し)、金額が基本1000円代っていうなかなかの充実ぶり。公演時間はだいたい1時間くらい。

体感としては手厚い。気軽に見られるし、人に勧めやすい。

専用アプリのみアーカイブ無しリアルタイムのみ録画映像配信3500円の配信の朗読劇に推しが出てるけど見られない(アプリDLしたけど試聴ができなかった)(どうあがいても見られない)(まず出勤してたら平日19時に帰宅は出来ない)(録画の配信なのにアーカイブ無しに納得できてない)(回線落ち、アプリ不具合などのリスク考えたら家で見る動画に3500円は出せない)から買ってない人間としてはめっちゃ福利厚生充実してるなーと思う。

劇場満席で再開できるようになっても配信続けてほしいな~キャパの10倍程度売れてる配信もあるのだし…。

 

小中学生のころにエンタオンバト笑金レカペあたりの「お笑いブーム」直撃世代だったのでずっとうっすらお笑いは好きだったんですけど、なんかここまで本意気で好きになるの久しぶり。

関西人なのでTVつけたら吉本の芸人誰かいる状態なんですけど、逆にTVでしか見てなくて自分から深堀りはしてないので東京の若手とか全然わかってない。いや漫劇メンバーとかもわかってないけど…。オールザッツ漫才でしか濃い若手見てないけど……。

 

次長課長にどハマりして「華の大阪NSC13期」をなんとなく箱推ししていたあの頃に似たものを感じる。

仕事がなくなって芸人さんたちはYouTubeで各々自宅からZOOMトーク配信などを行っていたのですが、すゑひろがりずは自分のチャンネルにゲストを招くことが無くて(編集とかスタッフチームが所属事務所と繋がり無いからかな…)、他の芸人さんの配信に呼ばれたら参加するっていう形だったんですが、それ経由で同期の仲の良い芸人さんに興味を持つ→YouTubeにあがってる動画見る→追いかけ始めるっていうループが一時期すごかった。

大阪28期東京11期の同期ライブ、NGKでやってください。年内希望で…。

個人的には「普通にファミレスで6時間くらいダラダラしゃべってる」感じをそのまま配信してる、ななまがり森下さんとすゑひろがりず南條さんのトークが好きです。

劇場やテレビ収録が再開してお二人とも忙しそうなのでもう見られないかな……とか思ってたら、仕事再開した途端「収録一緒でした!」だの「合同ライブやります!!」だのっていう告知?ツイートが頻繁に流れてきているのでオタクはニコニコです。合同ライブは開催される度に配信買ってる。

 

今までのヲタク人生でハマってきたのとまったく違う系統の人にハマってしまって未だに意味が分からない。

ガワだけで言ったら、縦に長い(背が高くて足が長くて細い)とか一目瞭然のイケメンにばっかりハマってたので…スーツが似合うタイプの人が好きなんです…。

そもそも数多の漫才師がスーツ着てるのに、なぜよりにもよって中肉中背の和服おじさんをこんなに好きになっているんだろう。いやライブのフライヤーでスーツ着てるの見たことあるけど。カッコよかったけど。

 

他の推しがあんまり新規の情報ない中、毎日10分新規映像出してくれて何かしら劇場公演やテレビやら出演して絶えず動きがあるので追わざるを得ないんですよね。

ご本人たちは「人気、今しかないから…」っておっしゃってますけど、私個人としては一度好きになったものに対して熱は下がっても冷めはしないタイプなので長く楽しく見つめていられればなと思います。

お互い頑張っていこうね…(ど新規が何を)

すゑひろがりずにどハマりしたという報告と、滑狼ヤングゲート神回を見てほしい話

タイトルがすべてです。

 

GWあたりであつ森実況見始めたら底なし沼でした。完敗。

実況動画がやばい話とかお二人に人間的興味が尽きないとかいろいろあるんですが、

とりあえず期間限定(20.6.19まで‼‼‼‼‼)公開のこの動画だけでもまず見てください。

 


【期間限定公開】『疑心暗鬼大喜利バトル~滑狼~ヤングゲート 2020年1月18日』

 

「滑狼」という、人狼ゲームと大喜利を掛けあわせたライブイベントの映像です。

人狼の会議ターンに大喜利を組み込んであります。

滑狼=人狼は、事前用意された「スベる回答」を渡されているので、「一番答えが滑ってる人(=滑狼、のはず)を追放する」ことで芸人=村人陣営の勝利を目指します。

滑狼は自分で回答が出来ないため、「このボケは○○さんらしくない」「単純にめっちゃスベってる」と推理の道筋が立てやすくなる…かと思いきや、「××さんはスベってるけど普段からこんな感じ」「相方から見たら、滑狼ではないと思う」など普段の大喜利スキルや人間関係が逆に目を曇らせたりする。さらに言うと、滑狼に渡された回答がキャラにドンピシャな場合も稀に存在するので(この回ぜひご覧ください)、推理力や観察力が必要になる。

さらにさらに、舞台上にいるプレイヤーたちは全員「お笑い芸人」であるため、笑いのためならゲームの定石を無視して会議でボケ倒すこともあり、時としてカオスを生み出す…

…のだが、この回に限ってはそういうことじゃなくて、

「単純に人狼ゲームに向いてない&ルールわかってないポンコツがプレイヤーの半分くらいいる」ことにより、誰も想像し得なかったドラマが生まれるのです。

さらにこの回は「ヤングゲート」と題されている若手芸人のターンなので、出演者のテレビ露出が少なめな分、動画を見る側には普段の大喜利スキルやキャラや関係性が理解出来ていないので、この動画を入り口に他の動画を見たくなる効果もあるような気が。

私はすゑひろがりずきっかけで行きつきましたが、他の回を見ると「GMの森本さんがプレイヤー側でもめちゃくちゃ有能」「謎のタイミングで消された寺内さんの立ち回りが神」「三島さん場数踏んでるのに何でこんなことになるんやと疑問しか残らない」など味わい深いものが多いので、その活躍ぶりを他の動画見てからもう一度帰って来たくなる動画。

早めにご覧になってください…。手遅れになる前に……。

 

 

以下ネタバレ含む感想。

 

 

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YouTubeで劇団柿喰う客の「美少年」をみたらドツボにハマった話

名前だけは聞いたことある劇団、柿喰う客がYouTubeで新たに作品を配信しますっていうのをTwitterでフォローしている人が勧めていたのが3月上旬、で、3連休の間に観てみるかーって観たらば、えげつなくドツボにクリティカルヒットして毎日2回は観ている。好きすぎてパンフを通販した。

劇団の公式チャンネルで他に配信されている作品も見ましたけれど、美少年がダントツでツボに入ってしまった。なんでかな。とりあえずチャンネル登録しました。

 

www.youtube.com

(2020.4.12までの期間限定公開です)

 

小劇場未体験の私が思う、小劇場だなぁ~!!!って感じ。狂気で卑猥で容赦ない。

小道具も舞台装置も無し、赤いジャケットに黒シャツ黒ボトムというそろいの衣装の4人の男。

開演前の諸注意からそのままシームレスに芝居が始まる。

ずっとものすごいスピードの台詞を怒涛の波状攻撃されている。

台詞早すぎて0.75倍速で見ても違和感が無い←

BGMはモニャモニャするけど、台詞は違和感ない。すっごい。通常速度でも聞き取れるから役者さんの滑舌どうなってんだ。

あとめちゃくちゃ動くからみなさん汗だくになっていくし髪の毛がびしゃびしゃになってくる。

だいたい60分なんですけど、情報量が3時間分くらいある…。なんだこれ…。

舞台上には俳優4人しかいないのに、老若男女問わずいろんな人物が立ち昇って来る。

 

ストーリーはここでは詳しく書きませんので各々検索していただいて…。

公式のあらすじに書いてある「かつて美少年だった男」って、あまりにも残酷な言葉だなって思いました。「今は何者でもない男」だもんな………。よく思いついたな……。

自分の美しさに自覚的な架空の人物が好きなので、ひばりちゃんどえらい好きになってしまった。好きというか、いとおしみ?萌え???もののあはれ???

美少年への執着とか美しさが自分の所有物でなくなってしまったのを小学3年生にして自覚してしまう様とか「美」に囚われてしまったまま生きる様とか最後のギャラリーでのあれそれとか、心臓がキ゛ュ゛ってなる。

あと単純に加藤さんの容貌が美……ていうかパコった女とセクキャバで働く女がめっっっちゃえろかったんですけど…酒の飲み方が尋常じゃなく色っぽかった……あれはなに………しっとり儚げ美人………官能小説的な色気の漂わせ方…。

あと関西人なので「切なる世間の声が具現化した禍々しい女」で爆笑した。兵庫の尼崎からアーバンライナーで三重まで美少年観に行く女。具体性がすごい。あと「赤福の餡をうぐいす餡にして…」って急にタクシー関係なくなる大喜利(三重仕様?)。

 

たぶん意味のない深読みだけど兼役というか同じ役者がこの役とこの役をやっているのって意図あるのかしらとか。

帰ってきたひばりちゃんをひばりちゃんと認識できない担任教師と美少年の彫刻を見てもアートがわからん美大生と花房が持ってきた絵画を「わけのわからんモチーフ」とか言っちゃうギャラリーの代表が大村さんとか、

平成には珍しいタイプの熱血刑事とひばりと水タイムって毎回人を殴る加藤さんと、富士谷雪美と蛇ノ目悌と水タイムって毎回殴られる永島さんとか、粘着テープと結束バンドとか、

落ちたエリート諸星進とかつて美少年だった男とか、

下校のストーキングはするけど変態ではないのでトイレは覗かない勅使河原先生とトイレで待ち伏せする変態もといアーティスト蛇ノ目悌の対比とか。

雪美を「あのブス」、花房を「不細工転校生」呼ばわりする「かつて美少年だった(ことに人生を狂わされる)男」。

 

推しの顔を褒めがちなオタクは勅使河原先生が他人事でなくて複数回観るとウッ…てしんどくなる。

外見の美しさだけで推しているわけではないけれども、美しさ以外にもたとえばこの作品のこのキャラは好きだけどとか方向性の転換とか見る側が時間や経験を経たことにより推しが推しじゃなくなるなど、他人に好きを投げつけておいて勝手にいなくなるとか自分の願望や期待を他人に背負わせるとか自分の人生を過剰に押し付けて我がことをおろそかにするなどしがちなので…こう、狂気とか気持ち悪さを笑える立場にないのでは…っていう気持ちになったりならなかったり。

狂わせたのは誰で狂っているのは誰。

見ていたのは誰で見ていたのは何。

 

時間的にちょうど半分あたりで点在していた要素がギュルルルルって一つにまとまる展開すごすぎて観るたびに鳥肌立つ。30回くらい見てるのに。

あのBGMが無音になって照明もプレーンになって「何やってんだよ、安下陽羽里」っていう、あの瞬間の、緊張感、映像で見ていても明らかに空気が変わるあれ。

 

全然関係ないけど1月7日を繰り返す安下陽羽里、七草粥以外にもちゃんと食べてたかな…。昭和の監獄、ひばりの実家ではない場所っぽくて、どこ。勅使河原先生どうやってそこがひばりの家と認識させたっていうかそこに来るように仕込むの大変では。どのくらいのペースで監獄の中にいたのか。とか。野暮なこと考えちゃう。

 

台詞のスピードが信じられないくらい早いのに耳なじみの良さが異常だし物語の緩急がすごいしメタネタ多めだしゲラゲラ笑ってたら急に背筋冷たくなって瞳孔開いちゃってすべてが一つ所に収束していって綺麗に風呂敷を畳まれる。

あと通販したパンフレットがこれまたキャスト4人総当たりで対談とか各人の年表とか充実度がすごい。

 

公式サイトの劇団紹介、「『圧倒的なフィクション』を標榜し…」って書いてあるあたり、フィクションに救われフィクションを愛している私としては信頼しかしないので、機会を見つけて生で観劇したいですね。