星組『ANOTHERWORLD/KillerRouge』観劇~第2幕~
星組観劇感想文。
第二幕。
KillerRouge
タイトルの時点で「サイトーくんかな?」と思ってたら正解だった。
ちなみにお芝居の方はプログラム買うまでダーイシだと思ってた。ごめん。ちょっと前のやつだった。開演前に気づけて良かった笑
プログラム見ながら印象に残ったこと思い出しつつつらつらと。
宝塚に何を求めていくかって、私わりと「冷静に考えたら頭おかしい現実離れしたキラメキを浴びる」「視覚的美という合法麻薬を摂取してトリップする」ために行くのですが、その点においては満足です。
最初から最後まで「作・演出 斎藤吉正」ってずっと書いてある。
私の好きなバンド(ポルノグラフィティさんです)界隈では、ボーカルは「声に名前が書いてある」、ギターは「歌詞にハンコが捺してある」という表現をよくするのですが。
サイトーショーは「プロローグにサイン書いてある」と思います。
今回もそうでした。
初っ端からテンションブチ上げ。
もうオープニングから「ニチアサかな?^^」みたいなメロディで歌い踊る真っ赤な衣装の金髪の超絶美男美女という非現実性に「は~~~これですわ~~~~(合掌)」なる。
でもなんかアナウンスとか無くぬるっと始まったからちょっとあたふたした
プログラム読んだら、台湾公演を意識して内容も今の日本のカルチャーを含めて持っていければ、みたいなことを言っててなるほどな~、と。
ま、アニソンや最近のJ-POP盛ってるので、ある意味通常運転ですね。と私は思いました。
ただ、前の記事で「星組おうたあんまりだと思ってたけどそうでもなかった!」という旨のことを書いたんですけど、めっちゃうまい人もそんなにいないね?とも思いました←
毎回動物さんが出てくるのがサイトーの特徴なんですけど、今回はオオカミさんでした。ちゃんとしっぽもついている。モフモフ。
童話モチーフの場面で、狼やら赤ずきんちゃんやら魔女やら出てくるんですけど、プログラムみて衝撃だったこと。
森に出掛けた紅頭巾CHANGは道に迷ってしまう。
紅頭巾CHANG
笑いが止まらなくなるから、地の文にしれっと書かないでくれるかな!?
紅なのはいいよ、紅頭巾は。
CHANGて!!!!!
もう意味がわからねぇ。なんだこれ。
でもこの場面のコスプレ感すきですね。
ことちゃん銀?灰色?の長髪にオオカミの耳としっぽが似合う。
柚長(魔女)相変わらず美の具現化でオペラ持ってかれた。
イケメンだなぁと思ったの野獣な気がする…如月蓮くんの顔が好き…。
刑事VS女怪盗の構図、よく見る~みんな好きだよね~~。
かいちゃんの女役綺麗だった~けど娘役にやってほしいナ~~~~~という気持ちぬぐえない。
普段は冴えないダメリーマンにしては嫁と子どもの服装がヒョウ柄だったり娘役ドレスだったり家庭内統一感がぜんぜんなくて笑う。なんだこの家族。
中詰めまで一ミリも温度下がらない熱さ&紅さ&勢い。
キラ!キララキラ!キラールージュ!
客席参加の振りつけあるんですねー。最近ちょこちょこやってますねこれ。
そんなに難しくないし自分の顔の前だけで出来るコンパクトさだし恥じらい少な目で参加出来ていいですね。
YouTube公式動画で予習もできる。
書くにあたって初めて見たんですけどみっきぃかわいい…。
そして思ったより本格的に踊ってくれている笑
客席降りは見てるだけでも楽しいですね。あわよくば近くを通ってほしいですね。←
今回は2階席だったのでイイナーと思いながら眺めてました。
メインの場面もらってる瀬央ゆりあくんは今推されてるんですね…?ということがよくわかるプログラムの表記。
初舞台生のロケット。SAKURA Rouge 104。
桜ソング無双すぎて笑いが出てくるレベル。
卒業するのかな?みたいな選曲。いや音校卒業したての子たちなのに…。
でも耳なじみある曲しかないので楽しい。
なんで桜…?と思ったけど台湾行くし日本っぽい花だからかな?
めちゃくちゃJ-POPだった。
なんかこの場面めっちゃ好きー!!!みたいなのはなかったけど、デュエダンも群舞もあってキッチリと「レビュー観たわ~」と思えるショーですね。
奇をてらいすぎてない。わかりやすい。あと、ずっとテンションは高い笑
お芝居はなかなかヅカ初見にはすすめにくい(一般イメージとは離れている)けど、このショーは友達世代にならすすめられるタイプ。私の周りにアニメのヲタクが多いからそう思うのかもしれませんが。
特に贔屓がいるわけでもなくたまたま行けるタイミングでやってたのが星組だからという理由で観たんですけど、やっぱこの意味不明なキラメキはここにしかないものだなぁと思えました。楽しかった。
今後はもうちょっと顔と名前を一致させていきたい。