ぜんぶ盛り

推しへの愛が素直。

スリル・ミーというミュージカルのCDを買った(おかき編)

いや、正直、おかきペアはあんまり買うつもり無かったんですよ。

私のツボにはハマらなさそうだな~と思ってたもんで。

しかしながら。

音楽番組を見ていたら。

 

尾上松也「思い出の曲は…ポルノグラフィティさんのサウダージですね」

 

おかきペア買いました♡←

 

おなじみただのCD実況なので意味わからんと思います。

 

いや、↑にも書きましたけど、やっぱビジュアルが今までのペアと違ったので、感想とか見ててもCD買わなくっていいかな~とか思ったりしてたんですけど←

面白かったです。他の彼がクールなのに柿彼はテンション高めで、それに応じてこちらのテンションも上がる。

2次元オタクへの訴求力が高いペア(デスミュの夜神月とモアナのマウイ)←

いやでもオタクに勧めるなら(CDだったら)このペアじゃないですか?キャラ立ちがすごい。

 

ざっくり全体的な感想

・松也私はアクが強い。

・ジトっとしてる。サウナみたい。ジトジトのベタベタ。

・譜割りが他の2人と違う。独特すぎる。

・サ行がんばって!!!!!!!

・あとタ行も気になるよ!!!!

・柿彼テンションが高い。柿彼のテンションが上がるとこちらもテンションが上がる。合いの手入れたくなる。←

・柿彼はスタバでフラペチーノ飲んでるしインスタに上げてる。一番史実の年齢(大学生)を感じる。

・ちゃんと友達が多そうな彼。上っ面の付き合いがうまそう。

・でもインテリ感は薄め。

 

・アニメっぽいペア。

・台詞とか曲とかの間が短いっていうかテンポすごいはやい。巻いてる。

 

以下曲ごと感想。

 

・隠された真実

台詞のところめっちゃ53歳に説得力がある。すでに狂気を感じる。

松也私は、目の前の彼を好きっていうより、自分の中に確固たる「彼」がいるような気がする。

 

・僕はわかってる

松也私からは恋のキラキラはあんまり感じられなくて、完全に主従関係で隷属していることに対してイキイキしている。ドMともまたちょっと違うような……。

「一番大切な僕」感がない!!!

私はあんまり犯罪に対して罪悪感を抱いてないような気がする。

リップ音がドラマCDみたいですね。(イメージだけでしゃべってます)

松也私から柿彼にはブンブン気持ちを投げてるのに彼はいなしてる感じ。

 

・やさしい炎

彼「ちゃんとお願いするんだ」「ほら!」チンピラ感ある←

私「さわってください」の言い方にめっちゃ歌舞伎を感じた。なんでだろう。

この曲の彼はツンデレのデレ。この曲を聞くと、「僕はわかってる」はツンだったんだなー、って思う。

「焼け焦げた破滅」が似合う柿彼。ちなみにいれ彼は「焼け焦げた破滅のにおいがする」。

 

・契約書

私「心配なんだ(真剣」彼「なぁにが?ww(半笑い」

なんでもできてへらへら半笑いで軽薄な彼っていう外面と、自分は超人であり他のすべてを見下している、世界への欲求不満?っていう二面性がすごい顕著な柿彼。

彼「わかってないようだなぁ!(半ギレ」ウェイ系大学生っぽくて好き。

彼「お前がいなきゃだめなんだ」

私「ぇっ???(キョトン」ポケっとしすぎで面白いwww←

彼「お前がいなきゃだめなんだ(2回も言わすな」

「あぁぁがっかりだなぁ!!!!!!!!」荒ぶる彼。好き。

「そうじゃないと言いたいなら、レイ」や、やさしい声色!飴と鞭の使い方がうまい柿彼。

彼は私に対してイライラしがち。私がどんくさそうな印象を受けるので(CDなのに)あ~、わかる…。ってなる。

「心配ない、すぐ済むから」この言い回し柿彼だけじゃない?みんな「すぐに済む」って言ってない?

「あっ、ぁっ(あたふた」ていう、なに、戸惑いとかが息遣いじゃなくて声に出てるのが、松也私わりと特徴的っていうか、どんくさそうの所以かもしれない。

松也私の本気度が高い。

 

・スリル・ミー

「やめろ」の言い方、犬相手に言うみたいじゃないです?(イメージだけでしゃべってる)

「このところなんにも感じないんだ」「なんのスリルもない!!!」焦燥感ある…。

柿彼は感情の行ったり来たりが激しいわりに、切り替わるポイントがわかりづらい。

イラッとしたな、っていうのはわかるけど次しゃべり出したら落ち着いてる。

「いい加減な気持ちならいやだ!」のあとのピアノのタイミングそこ???って不意打ち感ある。

松也サ行がんばって。(真顔

 

・計画

新世界の神感が出てくる柿澤くん←

ほんとに楽しそうに計画を述べるよねww

「彼も家族だ!」でやっと本気を出す私。あんまり彼に反抗っていうか意見するのが好きじゃない。

「その方がよっぽど素晴らしい」全然思ってないビビってるw

「両方!?!?」ってここに来るまで彼の本気度を理解していなかったみたいでめっちゃ焦っているw

終始楽しそうな柿彼。

「ハンマーで頭を割る」「顔に塩酸」あたり、絶対具体的に想像してテンションが上がるだろ。

柿彼は自分の優位性を証明するというより、「殺したいと思ったから殺した」って感じ。

犯行が露見することは端から想定にない。

 

・戻れない道

柿彼が楽しそうでなによりです←

松也私はあんまり犯罪に手を貸すことに躊躇いも罪悪感もなかったけど、人の命を奪うということの取り返しのつかなさと罰の重さに対しての恐怖?がある。

 

・スポーツカー

あ~~~、これは着いて行っちゃうよね~~……。陽気なお兄さんだもんね…。

「ピカピカのスポーツカー♪ワォ‼」たのしいww

良い人そうに聞こえるんだもん!!!でも後半はどんどん「はやく殺したい」があふれてて途中で逃げて!!!!ってなる。

「家はどこなの」のあと完全に逃げて!!!!ってなる。

「なまえは?」「いいなまえだね」感情がゼロでめっちゃウケるwwwwwwww一ミリも思ってないwwwww

 

・超人たち

柿彼の声がゲスい←

松也私落ち着いてんな…。

「まwさwかwww」そこで笑っちゃうんだww

「もう戻れない」この時点で松也私はフラグを立てた。早くない?

 

・脅迫状

「金持ちなんだし当然だろ?」いや地雷踏み抜いちゃってる…。

まりお私は故意に踏んでるのでは…って思ったけど松也私はこういうこと言うから彼がイライラしてドSになっていくんだよ~~!!!鈍いー!って思った。

「そんな目にあうもんか」が切実。

 

・僕の眼鏡/おとなしくしろ

初っ端から慌て気味の柿彼。打たれ弱い

「何だ(イラ」「新聞みた?(不安」「ああ(イライラ」

「顔がつぶれてるからなぁ!!!」

いただきましたー!!!!(好き

松也「警察にじしゅしゅれば」「しぇなかのあじゃでわかったって!」…いや、うん、ごめん、ふふ。

「いいな、切るぞ(軽薄」完全に台詞。

「背中まで見なかった(半笑い」電話口離してからの「これで計画は消えた(舌打ち」、焦りとかをレイに見せたくないっていうプライドが見えて、超人感は薄まるけど、キャラは立つ。

私「やっぱりうまくはいかない」

彼「ア゛ア゛ッ!?(げきおこ」「いいな!?切るぞ!!!(げきおこ」柿彼は乱れるのが速い!そして勢いがすごい!!

「やっぱりぼくの眼鏡」のあと息遣い荒らすぎwwwww

「ッべつに凶器じゃないw」この時点でレイを切り捨てる気満々である。

「落としてない」からの涙目っぷり。

「他の手を!!!(必死」

2人とももう少し落ち着いた方が良いのでは…。

 

・あの夜のこと

彼「ハハッ、その調子☆」楽しんでんなwww

「確かいない誰も」あたりのピアノのハネてる感じ好き。

松也私、(嘘をつくことに対して)焦ってるけど(警察に行くこと自体には)わりと落ち着いてる感じ。

 

・戻れない道

泣きそうじゃん…。どうしたん…。

自白して彼を追い詰めること自体には後悔してそう。彼に支配されたい願望が強いから。

 

・僕と組んで

彼の懐柔してやろうという気概と、捕まったことでメンタルやられてる感の両立。

「行かないでくれ」の本気度は高いが、私を手段として見ている。

別にレイじゃなくても自分を現状から助けてくれる存在であればなんでもいい、って感じ。

でもなんだかんだでここまで一緒に来てしまったからこそ、契約のこと持ち出してまでレイに助けを求めるあたり、『俺に付いてこられる唯一の人間』であることは認めているような。

「命尽きるまで」が本気度が高くて怖い。

 

・死にたくない

浮世離れ感が薄い彼なので、怖がってるのもそうなりますよね、って感じではある。

超人というよりは大学生なので…。

ニーチェ完全にサークルだもん。

 

・九十九年

「勝ったのは僕だ」本気。

彼は私を侮ってたし、私も彼を理解はしていなかったような気がする。

「離れられない」の情念がすごい。

 

・スリル・ミー

めっちゃくたびれてる松也私。

「待ってたよ」の切実さと「レイ」の太陽みたいな呼びかけ方が!!!!

彼らにもこんなふうに太陽のもとでたのしく過ごしてた時間があったんだなと思うと泣ける!!!!

この二人だとここが一番『愛』って感じで好き!!!!全部松也私の回想だから星かしたら本当はこんなふうに優しく呼びかけられたことなんてなかったかもしれないけど!!!←

いやでもきっと中学生くらいの頃はこんな感じだったんだよ、って思わせてくれる説得力。

 

総合:ずっとすれ違い

互いが求めるものを与える、という利害関係は一致していたんだけど、私の彼に対する神聖視がそれを上回って歯車が狂いだした気がする。

この二人は劇中ではもう取り返しがつかないところまできてしまっている感ある。

柿彼は頭が良すぎるあまりに世界の色が褪せていって、松也私は周囲から孤立していってその中で彼を崇拝するようになっていった、っていうお互いの経年変化によってこの結末を迎えたような気がする。

小学生くらいのときで時間が止まってくれたら、この二人はただのやんちゃな男の子とおとなしい男の子が相反するものの通じ合って仲良くなって、っていうところでとどまれたんだろうけど、もう無理だ。

柿彼が軽薄っぽいのは彼に見える世界との重さを合わせているからだろうな、と思うし、だからこそ犯罪を犯すことだけが楽しみ(スリル)だったんだろうな、と思う。

松也私はそういう彼にもともと憧れていて、2人は友達だけどスタート地点から上下の関係はあったんだと思う。

ジャイアンスネ夫みたいなこと。

 

いや、予想以上におもしろいペアでした。