ポケモン映画「みんなの物語」で号泣する26歳女性(無職)
いやめっちゃ泣いたわ。
ちょこちょこ観に行ってはいるんです、ポケモン映画。
で、まあ、終盤にホロっとくることもたびたびありましたよ。
つーかポケモンだし?ドラえもんとかしんちゃん的なそんな大人も泣ける感じを売りにしているわけでもないし?メインのターゲット層に刺さるように作られてるし?ね?とか思ってたら
まーぁ普通に泣いたよね。
なんなら後半に10分くらい涙止まらんシーンとかあったもんね。
以下ネタバレあります。
今回のポイント。
タイトル通り、「みんなの物語」であったこと。
だいたい、冒険している途中で出会った、サトシと同い年くらいの少年少女が仲間になるじゃないですか。
今回、一つの町にサトシが一人でやって来るので、その街に暮らしている人びとと出会うわけですよ。
なので、出会う人の年齢層が広い。
しかもポケモン連れていつ終わるとも知れない旅するようなキラキラ系の人間ばかりじゃないんですよ。
みんな過去にとらわれていたり、挫折していたり、今の自分に納得できてなかったりする。
そういう人たちが、自分が得意なことを活かしたり、できないことや苦手なことから逃げずに向き合ったりしながら、困難に立ち向かうっていう話です。
ど派手なイマドキのギャルな女子高生リサは、実力のある陸上競技の選手?部員??だったけど、足を怪我してから、走るということに恐怖を感じるようになり、部活にもいかなくなってしまった。
優秀なポケモン研究員のトリトは、人付き合いが苦手で共同研究者とうまくコミュニケーションが取れない。
姪っ子大好きお調子者の陽気なホラ吹きおじさんカガチは、嘘をつき調子の良いことばかり言う生き方に嫌気がさしているが、やめられない。
ポケモン嫌いのおばあさんヒスイは、過去にパートナーのポケモンを亡くし、もう二度とそんな経験をしたくないからと、ポケモンを遠ざけて暮らしている。
こういう人たちが、サトシと出会い、ポケモンと出会い、葛藤したり自分のことを嫌いになったりしながらも、前を向いて一歩踏み出す。
それが今年のポケモン映画です。
もう後半ウソッキーとカガチさんのシーンからずっと泣いてた。
「大好きな姪を助けたい」「でも嘘つきでなんの取り柄もない自分に何ができる!?」
「何ができるかはわからないけど、何かは出来る!」
みたいな、台詞ぜんっぜん覚えてなくて申し訳ないんですけど、そういうシーン。
もうウソッキーまじで!!良い奴だなお前!!!
あと転活で面接に落ちまくっている私はカガチさんに感情移入しすぎてしんどかった。
あー肩書も経験もなにもかもなくてこれまでやってきたことなんて価値が無いのかなー私は社会からこうやってあぶれていくんだなーとか感じていた最中だったので。
あとポケモン死ぬ描写あるなら先に言って!?!?
クソほど泣いたわ。
ヒスイさんがポケモン嫌いな理由。
ヒスイさんは、旧発電所の開発者だった。そこで起きた火事。逃げようとするヒスイさん。相棒のブルーにもすぐ逃げようと促すが、発電装置を起動させるためのキーを取りに炎の中に飛び込むブルー。キーをヒスイさんに渡した直後に、炎に呑まれてしまうブルー。
大切な相棒を喪ったヒスイさんは、それ以来「ポケモン嫌い」になった。
いや泣くでしょ。
一緒に行った友達はペットにお犬さんを飼ってるのでイーブイに犬を重ねて予告で泣いたって言ってたんですけど、「ブルーちゃんんんんん(咽び泣く」ってなってました。イーブイまわりでもちゃんと泣いてましたけど。
今回はこのように「サトシとピカチュウ、伝説のポケモン」っていう部分の量が減って、マジでタイトル通り「みんな」の物語になっていました。
なので前回のホウオウと比べて割を食った感が否めないルギアさん。まあ「ルギア爆誕」でがっつりやったから良いんですけど…。出演時間めちゃくちゃ短かったですね…?
そしてゼラオラさんの扱い小さすぎわろた。全然出てこねえ。
あと、大事な部分を「ポケモンパワー」っていうサトシが持ち出した単語で説明しちゃう市長面白すぎてウケる。山ちゃん今回はちゃんとした人間だしめっちゃしゃべってるね!
っていうかしょこたん誰の声か知らないまま観てエンドロールでも「リク?誰??」とか思ってたら弟だしポケチューバーだしでめっちゃビックリしたわ!すごいな!!
とかツッコミどころもちゃんとあるんですけど。
思いがけずめっちゃ泣いたという衝撃であんまり覚えてないっすね。←
そして最後に流れるポルノグラフィティの「ブレス」が名曲なので清々しく劇場を出られましたね。ハイ。←
前にいた少年が終わってから口ずさんでいて、ラバッパーの私はニヤニヤしましたよ。←
みなさまも、ポケモンだからと侮ってると、泣かされるので気をつけてください。