ぜんぶ盛り

推しへの愛が素直。

『ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレートコメット・オブ・1812』観劇

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

さて。

タイトルの通り。

「ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレートコメット・オブ・1812」観劇してきました。タイトルが長い。以下グレコメとします。

 

なんだかすごいものをみました・・・。

 

これ、なんか、評価する項目が他と違う部分が多いので、好き嫌い分かれるというかなんというか。

聞こえる言葉や見える仕草を咀嚼して飲み込んでストーリーへの理解を深めて音楽や照明、演出によって感情を昂らせるというよりは、

いろんな要素を持ってる曲たちを聞き、メイン舞台じゃなくてもいたるところでなにかしら物語が動いているのを見て、ときには近くに来た演者に目を奪われ、一緒に音を鳴らし、ミュージカルという状況を浴びまくるっていう感じ。

ある意味、宝塚のショーに近いのでは。

いやストーリめっちゃちゃんとあるけど。

 

正直私は飲み込みきれなくてだばだば溢れています。

好きかどうかで聞かれたら好きだし超楽しいしみんなキャラにあった役(役をモノにしている)のですごくてすごいです。めっちゃ来てくれるし。2階席にもしっかりプリンシバルが来てくれます!!!!感謝しかない!!!!!!!!!

気になるなら1回観るのをオススメしますし、あまり舞台みない人を誘っても楽しんでもらえると思います。

 

 

1月12日(土)昼公演2階席。

 

超上手でした。

ちょっと見切れる部分あり。

 

複雑な人間関係、でもストーリー自体は昼ドラ、ロシア民謡とEDMの融合、ステージの中に客席がある、現代オペラ、戦争と平和が原作、BW版はトニー賞ノミネート、という予備知識。

YouTubeで楽曲の予習はしました←

 

予習は、そこそこ、したと、思うんです。

 

が。

 

そんなこと関係なくなるくらい初見の衝撃がすごい!!!!!

 

なんだこれは!?!?!?

 

とりあえずコメットシートのお客さんすごい!ステージの上が通路!!!

観たことない(いや舞台自体をそんなに観たことないですけど概念として)つくりの劇場。

イマーシブ・シアター=体験型劇場。

入場の段階で度胆抜かれます。

 

さらに、開演10分前くらいから、アンサンブルのキャストさんが客席に来て盛り上げてくれます。2階席にも!!!

運が良ければキャストさんから物販で売ってるピロシキとかエッグシェイカーをもらえます。

ちなみに、私が観劇した際は公式グッズのエッグシェイカーが売り切れていたので、ふつうの(?)エッグシェイカー売ってました。なんだそれwww

 

開演前から盛り上がってあったまってる客席。

照明が落ちる。

 

そこからはもう怒涛の歌!歌!!歌!!!で止まることも緩むこともなく進む物語。

ステージも客席も関係なく通路があれば駆け抜けていくキャスト。

コメットシートの中にキャストが入ったりお客さんに話しかけたり。

目も耳も足りない!!!!脳のキャパを増やしたい!!!!!!!

なんだこれは!!!!

これがイマーシブ・シアター!!!!!!

 

正直、ストーリーを追うどころでなく、音の洪水と縦横無尽に駆け抜けていくキャストの勢いに付いていくだけで必死でした。

なんだこれは。

特に、演者のファンの人…たぶんこれ自分の推しを目で追いかけるだけで精一杯になるのでは…。私はなりました…(推しの定点カメラするタイプのヲタク)

 

えっと、曲は歌うのむずかしそうだし英語の段階でも言葉数が多くてたっぷり聴かせるタイプじゃなくて聞く人を巻き込んでいくような曲が多くて、譜割りぴったりに訳詞あてるの不可能なのでは、って感じです。

実際、もうちょっとテンポ…とか、そこ日本語にしてほしかった…とか、うたうのむずかしそうだな(察して)っていう部分とかあるんですけど。

でも歌だけがミュージカルを作る要素じゃないので。

他の部分がすごすぎてなんか見逃しているツッコミどころを。

いやでも2階席けっこう歌詞聞き取れないとこいっぱいあったんですけどTwitterとか見たら音響の加減もあるのか???

とりあえず英語版の歌詞は検索したら出てくるのでGoogle翻訳にでもぶち込んでなんとなく意味を理解できていると観劇におけるストレスと疑問符が減る。

 

なんかもう何を伝えればいいのかわからない。

Don't think,feel.

体験しないとわからない。

 

いやでもストーリーっていうか最終的にこの作品が伝えたいことは井上芳雄さんピエールがソロで歌う曲を聞いてればわかるので…。

っていうか1幕2幕の最後の曲の歌詞を聞き取れれば他捨てても感動は出来ると思います(雑

 

ちょっと1回の観劇では推し(小西遼生さんのアナトールです)のえげつない殺傷力にやられてしまってちゃんとしたプレゼンにたどり着く前に思考を乗っ取られている。

いや小西さんのアナトールあれはちょっとなんなんですか!?逆切れと大歓喜と大好きの感情がぐるぐるマーブル状になって暴発しそうですよ!?

なにあれ!?

信じられないくらいイケメンっていう設定の役にあんだけ説得力持たせられないでしょふつう!!!!

ため息ものの美貌とはこのことか……。

退廃的な色気という概念の擬人化……。

っていうところからアナトールのことをぐるぐるぐるぐる反芻しちゃって、1幕のラスト、ピエールの超感動的ナンバーの前半、そっち意識絡めとられ過ぎててまったく内容入って来なかったwwwwwwダメな客wwwwいやそれも芝居の力に殴られた一つの結果……後半はちゃんと聞いてたし………(言い訳

 

 

26日にもう一度観に行きますのでその時には正気を保って観ることを心がけたいと思います。