ぜんぶ盛り

推しへの愛が素直。

すゑひろがりず全国ツアー『諸国漫遊記』初日(大阪公演)レポというか感想文③

相変わらずゴリゴリのネタバレ。

たぶんこれで最後です。

 

休憩開けまして

出囃子と共にサンパチマイクの前に登場したすゑひろがりず、なんと新衣装!!!

客席から「ヒェッ!?」て驚きに息をのむ音が聞こえる!ww

三島さんの紫めっちゃキャラと合ってて良い!上様!!葡萄みたいな深くて明るい紫。2階下手から見たら写真で見るより南條さんは緑味を感じました。うぐいす色っぽかった。なにせお二人ともめちゃくちゃ雅。

三島「原宿で買ったんですよ~」南條「知ってますぅ?原宿ぅ」「東京やらしてもらってますぅ~」www悪い微笑を見せられたwww

南條「2階席からは見づらいと思いますが、千鳥格子なんですよ~」ほんとに見えなかった笑

衣装の色について南條「今、阪神強いんでね!(黄色」「(三島さんは)楽天ですか?」三島「俺野球わからんのよ」球団関係者か事務所の偉い人、早急に南條さんに始球式の仕事をまわしてください。

舞台上も客席も「えへへ~」ってふわふわする時間あった笑 カステラくらいふわふわやさしい時間が流れた

ほんで新衣装も単独ご来場の皆様向けのサプライズかと思いきやTwitterで写真あげてるし次の日普通に寄席で着てるし!!!www次回以降大丈夫なの!?w

 

 

ネタ⑤箱根

私は「箱根」と呼んでいるのですが、「旅行」「旅館」「一人旅」「宿」など様々な名称が用いられている印象です。

案内人三島さんの動きが見たことないやつだったり、南條さんがめっちゃ顔指されたり性癖バレてたり笑、見たことないくだり多かったです。

悪びれないボケとキレ気味関西弁強ツッコミ、楽しい。

 

ネタ⑥おろろ

こちらも呼び方が人それぞれで楽しい。「介抱」「酔っ払い」とかだと思うけど笑

おろろ師匠の名人芸を生で観たかったので嬉しかった!

見たことない流れでビックリしたwww

おろろ→オーロラ→キロロ。

終盤意味わからなさ過ぎて爆笑してた。ていうか客席の笑い声で何が起きてるのかわからない時間あったwww

そしてその意味わからないくだりで南條さんの喉が飛ぶwww「声とんだ」って言ってたけど次に出てきたときは違和感なかったので喉の使い方うまいんだろな笑

私はひたすらオロロしてる方が好きなんだけど人によるんだろうな笑

今更だが由緒正しき松の前で何やってんだこの人たちwwwと思ったらこのあと度胆抜かれる。

 

VTR②ご当地がりず検定~後編~

楽しい。

温泉施設3連続でめちゃ笑った。あとラピート。

ゲストがみなみのしまだけで本当に二人しか出演してないところが個人的に満足度高いポイント。

金太郎飴くらいすゑひろがりず詰まってる。トッポかもしれない。最後まですゑたっぷり。

どローカルなネタもあって大盛り上がりの客席。

 

口上

再び金屏風と高座台が出てくる。

高座台の上には新衣装の南條さんが一人。

緋毛氈に黄色の新衣装が映えて、南條さんが纏う厳かな空気と相まって、マジで平安貴族かと思った。雅。高貴。麗し。

「これまでの6本は序章にすぎません」「これからの結びの一番こそ見てほしい」「我々の名を世に広めた1本」との口上に、

思い起こされる局番ウィキペディア検証回「M-1前に我々の名を一番広く知ってもらえたネタ…」

舞台上に南條さんしかいない=三島さんに何らかの準備がある?

→えっ、もしかして、あのネタでは…!?NGKで!!!?!?いや合コンかDDRの可能性もある…ていうか最初に和風変換で少年を指名していたが大丈夫なのか?

と脳がフル回転する私。考えねばならないことが多すぎて口上の内容をちゃんと覚えていないww

暗転と共に捌けていく南條さん。それにしても口上がうますぎる…。声の仕事もやってみてほしい。

 

 

松羽目の前に南條さんが一人。

ゴリゴリ狂言口調で

「さてもさても、秋の夜長はムラムラして…」客席「ヒャーーー!?!?!!!wwww(拍手」

客席の温度が体感3℃上がりましたwwwwどよめきがしばらく収まらない会場

 

ネタ:御TENGA

 

このネタが見られるというだけでも大興奮なのに三島さんの「人間五十年…TENGAのうちを くらぶれば……」さすがに世阿弥に怒られそうなのに重厚感と謎の説得力のある声が響く。

そしてフライングで登場する三島さんwwwwwwwどういうことwww

しかも更なる新衣装wwwwww黒地に白の縦縞が入っていたような。めちゃくちゃ似合ってる!!!

ストンと降りてきてひょこひょこ歩く三島さんかわいい。

大盛り上がりの中ネタを執り行い、「早漏にて候!」と言い終わるや否や再びヒュンと吊り上げられる御TENGA様wwww

そのまま暗転、再び降りてきた三島さんがひょこひょこ歩いて捌けてゆくwwww

マジで何を見たんだ我々は!?!?!??!

 

 

 

エンドロール

何故かお馴染み浜田省吾のMONEYにのせてスタッフロールが流れる。

先ほどまでの衝撃が消えずざわついた客席、選曲でトドメを刺される。

面白くない瞬間が無かったのですが…!?

 

エンディング

TENGA様について、「松の前でやったことは師匠たちには内緒で!!!」w我々に言われましてもwww

フライングは三島「20万かかるんです」南條「今言わなくても…」「収益が良いので使っていいよ、と言われました」

そんなこと言われたらオタクは末永く様々な劇場であらゆる舞台装置を使ってもらうために積極的にグッズを買ったりチケット買ったりすることを胸に誓うのである。

南條「昨日の23時くらいに大人20人くらいで三島引っ張り上げてたw」「『早漏にて候』で、揚げたらいいんですね!?ってwww」

フライング使っていいよって言われてこのネタでやろう!ってなるすゑひろがりず大好き。南條「最後、松に飛び乗ったみたいになってた!」三島「股めっちゃ痛い!」www

終演後にTwitterを開いたら、ワイヤー部門のプロの方のツイートがありまして、これのためだけに専門の人を呼んでやるだけの価値があると思われていることに感動する厄介なオタク。

 

三島「今やっと緊張がとけてきた」南條「今!?」「でもすごい緊張しました」「やりたかったことは全部お見せできた」

グッズの通販してますと懐から盃と風呂敷をとり出だすお二人。出来栄えを絶賛するものの南條「2200でお願いします!」盃の値段設定には若干及び腰の様子でしたw

南條さんが真面目な挨拶をしてシメようというときに

南條「ありがとうございます(深々とお辞儀」三島「プスーーーー(破擦音(深々とお辞儀」www

南條「プスーーーーーじゃないのよ!!!!!!!」三島「もうプスーーとしか申し上げられない!」wwwwww

挨拶によりしみじみしつつあったのを吹き飛ばすように爆笑に包まれる客席、最後まで笑いの絶えない公演w

 

三島さんはがばっと脚開いて重心を下げて手を振って、南條さんは寝転がる勢いで幕が下りて客席から見えなくなる瞬間まで小鼓をポンポンしてくれていました。

 

 

90分、みっちり漫才を6本+みなみのしま1本+夜の伝統芸能コント1本という盛りだくさんな内容でした。

漫才の尺がいつもより長めだったり、見たことあるネタでも見たことないくだりが増えていたりと、ゲーム実況でバズろうがテレビでロケ仕事しまくっていようが世間の印象がそのような一面しか見ていなかろうが、M-1ファイナリストの賞レースにゴリゴリに挑む現役の漫才師なのだと見せつけられた気持ちです。

局番にネタをあげたいライブも(行けてないのでYouTubeを見た感想として)ベストアルバム感がありましたが、この単独も負けず劣らず今後の代表作となりうるネタが詰まっていたのではないでしょうか。そうなることを祈ります。

オモシロと格式という相反する要素の融合が見事になされておりました。

 

単独に向けておろしたと思われるネタを翌日の寄席でふつうに掛けていて「新ネタ」の鮮度の短さに戦いたり、「新ネタ見たい」「新衣装お披露目とかしないかな」「あのネタ生で観たいな」とぼんやり思っていた願望がすべてかなえられたので脳内覗かれてるのかと思いました。

願望をかなえてくれるだけでなくそれを全部上回っている。

客が求めるものと同じ方向性で予想以上を見せつけられたので劇場に多幸感が充満していた。

長いことしがめるわ~あの景色。

お二人にとっても印象深い経験になったことと思いますが、私にとっても人生のハイライトシーンになりました。

幕開けの、満席(収容規制の範囲内で)の客席からの割れんばかりの拍手とそれを見上げるお二人の、表情が見えなくても伝わってくる感慨。

あんな空間に身を置けることってめったにない。

幸せな空間だったなぁ。

これからのツアーでもチケットを持っている人とこれからチケットを手に入れるすべての人が会場で見られますように。と願わずにはいられない、大満足の公演でした。

無事に千穐楽まで走り抜けられますように!!!

 

長々とお付き合いいただきありがとうございました。