ぜんぶ盛り

推しへの愛が素直。

すゑひろがりずにどハマりしたという報告と、滑狼ヤングゲート神回を見てほしい話

タイトルがすべてです。

 

GWあたりであつ森実況見始めたら底なし沼でした。完敗。

実況動画がやばい話とかお二人に人間的興味が尽きないとかいろいろあるんですが、

とりあえず期間限定(20.6.19まで‼‼‼‼‼)公開のこの動画だけでもまず見てください。

 


【期間限定公開】『疑心暗鬼大喜利バトル~滑狼~ヤングゲート 2020年1月18日』

 

「滑狼」という、人狼ゲームと大喜利を掛けあわせたライブイベントの映像です。

人狼の会議ターンに大喜利を組み込んであります。

滑狼=人狼は、事前用意された「スベる回答」を渡されているので、「一番答えが滑ってる人(=滑狼、のはず)を追放する」ことで芸人=村人陣営の勝利を目指します。

滑狼は自分で回答が出来ないため、「このボケは○○さんらしくない」「単純にめっちゃスベってる」と推理の道筋が立てやすくなる…かと思いきや、「××さんはスベってるけど普段からこんな感じ」「相方から見たら、滑狼ではないと思う」など普段の大喜利スキルや人間関係が逆に目を曇らせたりする。さらに言うと、滑狼に渡された回答がキャラにドンピシャな場合も稀に存在するので(この回ぜひご覧ください)、推理力や観察力が必要になる。

さらにさらに、舞台上にいるプレイヤーたちは全員「お笑い芸人」であるため、笑いのためならゲームの定石を無視して会議でボケ倒すこともあり、時としてカオスを生み出す…

…のだが、この回に限ってはそういうことじゃなくて、

「単純に人狼ゲームに向いてない&ルールわかってないポンコツがプレイヤーの半分くらいいる」ことにより、誰も想像し得なかったドラマが生まれるのです。

さらにこの回は「ヤングゲート」と題されている若手芸人のターンなので、出演者のテレビ露出が少なめな分、動画を見る側には普段の大喜利スキルやキャラや関係性が理解出来ていないので、この動画を入り口に他の動画を見たくなる効果もあるような気が。

私はすゑひろがりずきっかけで行きつきましたが、他の回を見ると「GMの森本さんがプレイヤー側でもめちゃくちゃ有能」「謎のタイミングで消された寺内さんの立ち回りが神」「三島さん場数踏んでるのに何でこんなことになるんやと疑問しか残らない」など味わい深いものが多いので、その活躍ぶりを他の動画見てからもう一度帰って来たくなる動画。

早めにご覧になってください…。手遅れになる前に……。

 

 

以下ネタバレ含む感想。

 

 

今回のゲームにおけるポイント、

・滑狼②の南條さんに渡される滑り回答が全部強い。一問目の回答「能」が占い師の滑狼判定を跳ね返せる(しかも自己申告じゃなくて外野から言われる)くらい強い。

・キーマン大御所、相方を疑うという発想が無い(「能」パワーなのか相方補正なのか)

・捕食者の選び方が変な初心者滑狼:南條さん

大喜利と推理を心から楽しむ大御所

・ビビりすぎて会議にほぼ入っていけない南條さん、逆にボロ出さずに済んで疑われない(ずっと不安そうな表情)(終了間際にごちゃごちゃ言うだけ)(普通の人狼ゲームなら吊られるムーブ)

・調子に乗りまくる三島さん

・最後の会議で三島さんがヒロチョさんを滑狼だと確信して疑わないのを見て、ここぞとばかりに調子に乗る南條さん

・さらにつけあがる三島さん

…っていうすゑひろがりず無双ぶりもあるんですが、

 

・有能プレイヤーが軒並み早期退場

・残されたポンコツ村人たちが会議で自滅する(小林さんが南條さんの「能」を信じすぎてヒロチョさんを疑い始めたのが最後の歯車)

…ここも大きなポイントなのではと思います。

 

有能な滑狼プレイヤーが早々に退場したのが今回のドラマメイキングに一役買ってたんだなあと他の動画を見まわして各人の能力とか個性を知って思うなど。

まず「ウケる人を排除したい」で捕食された屋敷さんは、場数踏んでるしあの天然純粋ピュアおじさんの中に混ざってたら間違いなく有能ムーブかませるのに、何もできずに死ぬ(「ウケてるけど大御所ではない」認定される、屋敷さん自身はマッスル芸人(狩人)なのに滑狼の南條さんを守ってしまう、前日昼の会議で特に誰からもいじられてないのに喰われるなど、見せ場なさ過ぎてかわいそう)(そして二日目夜に滑狼の正体を知って「クソ野郎…!」と吠える)。

滑狼①の西村さんは滑り回答がカバーできない(もう一人の滑狼も助けてくれないし…)ので、本人も吊られ回避路線は捨てて『真占を信用させない』『疑惑の目を他にむける』に全振りをしたのが良かった。

ていうかあの「話を聞いてもらうために一人ずつ名前を呼んでなんとかしようとする」やつ、めっちゃ有能感出ててよいですね。周りが騒いでる中でも名前呼ばれたら反応しちゃうでしょ。「滑り回避が嘘の可能性も50%ある」のくだりを、ルールや立ち居振る舞いを熟知している寺内さんに語ってたのが余計に。

そして滑狼ゲームにおいてバリバリ有能な寺内さんの、普通ならありえないタイミングでの捕食。

それをウッカリとはいえ導き出したテンパり不慣れ滑狼:南條さんもすごい。どう考えてもあのタイミングだとコンビか占い師を捕食したほうが有利になるのに。

寺内さんもそう思ってるからめっちゃビックリしているwww(ゲーム終了後に「なんで僕殺されたんですか?」って自ら確認しにくる程度には理解できない選択)

そして荒ぶるコンビ芸人を見て「知ってる滑狼じゃないよぉ‼」と牢屋から叫ぶwwwww定石を外しまくった予測不能の人びとに翻弄されたまま喰われてしまった感。

たぶんあのタイミングの寺内さん捕食は、南條さんがコンビ芸人の役職など細かいルールを理解してないのもあると思うんですが。見返したら「全員こっちのゾーンに置いといた方がいいですよね?」っておっしゃってるんですけど、まさに「ちょっと意味わかんないですね。(byGM森本さん」としかwww大喜利回答的な意味なのか、滑狼を見抜けるかどうかの意味なのか。

ちなみに「こっちのゾーン」と言われた西本さんと小林さんは西村さんが言い残した言葉に惑わされてヒロチョさんを疑っているので「こっち側を残す」は大正解ではある。占い師ヒロチョも「こっちのゾーン」ですが…。

さらに言うと西本さんは惑わされているのに投票はしっかり滑狼に入れているのでポンコツとも言い切れない。

なんなら小林さんがヒロチョさんの占いを無視して西本さんに入れ始めたのがターニングポイント。

 

三島さんが大御所なのは南條さんもわかってたので捕食で敗北はあり得ないとして、他の人も理解している(なんならCOした)ので大御所を吊れない。

その三島さんの言動が最後までポイントになるのですが。

動画を見て頂ければわかる、大御所芸人三島師匠の「純粋でただのいい人すぎてゲームにおいては無能」ぶり。(褒めてます。)

この要素が全編においていかんなく発揮されることにより、この動画が神回となりました。

何故かヒロチョさんじゃなくて西村さん(滑狼)の対抗占COを信じてブレない。

そして何よりのポイントは

ヒロチョを信じない<<<<西村を信じる<<<<(越えられない壁)<<<<<相方を疑わない

どういうこと!?!?!?(全員の総意)

 

クソ有能占い師ムーブしたのに自身の「ピン芸人蔑ろにされがち」という自虐がまさかの伏線になり、ただただすゑひろがりずのコンビ愛を見せつけられるヒロチョさん。でも「ぬいぐるみ」で滑り回答「こち亀全巻」に負けてたのはダメwww

 

会議に入った瞬間からもうそこはすゑひろがりずの独壇場。

ヒロチョさんが何を言っても、大御所には響かない。

「こやつは滑狼ではない」と相方(滑狼)の肩に手を回して言い切る始末。

客席、ステージ一体となって沸き起こる三島コール。

南條さん(滑狼)の打つ鼓に合わせて舞を舞う三島さん。

「これにて一件落着!!!」

めっちゃ楽しそう。

自分の推理で滑狼を追放した勝利の喜びに浸る。

………からの落差!!!!!!!

 

 

ラスト10分で巻き起こる怒涛の展開。

筋書きが無いからこその、誰にも予想がつかなかった奇跡。

 

こりゃあ三島さんドッキリにひっかけられる仕事めちゃくちゃきますわ。純粋すぎて騙されてるのがかわいそうになる気がしないでもないけどwwww

 

ありとあらゆる「劇場」が閉鎖に追い込まれている中での無料公開。良いものを見させていただきました。再開されたら行ってみたい。NGKか漫劇でやってください。(西の民、遠征がはばかられる。)