ぜんぶ盛り

推しへの愛が素直。

スリル・ミーというミュージカルのCDを買った(まつこに編)

いれまりに続いて、まつこに。

最初に買ったの、このペアなんですよね…。CDよりDVDで見たいペアでもある…。

前回に引き続き、知らない人には不親切設計。

あらすじとか一切書いてないです!

CD実況してるだけです。

 

 

読んでいただければわかると思うんですが推しペアなのでクソみてぇに長い。

再演決まったのがきっかけで予習として買おうって思ったんですけど、それと同時期に小西さんを推しつつある中で買ったので、そういう気持ちで出力された文章です。

 

ざっくり全体の感想。

・ピアノとの息が合っていて聞いててめっちゃ気持ちいい。さすが経験者コンビ。

・キスの音が生々しい。ありがとうございます。

・脱衣の音もめっちゃするので妄想を掻きたてられる。映像をくれ。

・松下私、ときどきギャルみたいな喋り方してて好き。

・私の方が友達多そうじゃない?

・小西彼「レイ」が甘くて優しくて柔らかくて好き。

・小西彼、ときどきドヤ感を出してくる。

・ユニゾンで歌うところの声の重なり方がすごく良い。混ざり合って一つになる。

・ただ、声がピッタリ合いすぎててときどきどっちが歌ってんのか見失う。

・CD聞く前にレポ読み倒したせいでその影響が前提になっちゃってるところがある。

 

曲ごと感想。

 

・隠された真実
松下くんの老け方すごい。暗い。話すのイヤそう。

「なんだったの、か…」「この34年の、日々…」重たい…。

 

・僕はわかってる

「わかってる、わざと消えたんだろ(悲しそう」

強がってる感が強い松レイ。「でも僕のもとへ帰った!」「ただの遊び相手だろっ?」

「みんな君に夢中…ッ」説得力がある。

「でも『君』を知るのは僕だけ」の歌い方、曲名どおり、「僕(だけ)は(本当の君を)わかってる」という気持ちを感じる。
「車で出かけるぅ?♡」ギャルかよ。(1回目)
キスのあとの「僕だけだっ…!」が切々としていてかわいい。

こに彼「冗談だろ?(呆れ)」

倉庫のくだり、「よし」がホントに嬉しそうww
「ガソリン、長めのマッチ、それからボロ布を用意するんだ。」指立てながら1こ1こ教えてあげてそう。先生味を感じる。
私「じゃあ、…8時に……(はぁ…)」→彼「(半年ぶりだしエサやっとくか…)」→キスって感じがする。

「これで満足か?」がめっちゃ上から。ドヤ感ある。満足しただろ?って感じ。

このペアはここで松私が「あぁ…(ぽやん♡」て言わなければ違うルート行けたのに!感ある。他にも分岐あるけど。

 

あと何回も聞いてると「大学に行く前によく行ってた空っぽの古い倉庫」というワードに引っかかった。

「男士高校生2人」が「空っぽの」「古い倉庫」で何してたんだ。教えろ。

 

・やさしい炎

 彼「あぁ、資料室を燃やしたとき」ちゃんと覚えててしかも嬉しそうな声色で言うの。
「気が変になりそうだ…レイ」大事そうにやさしくゆっくり呼ぶ!!!!!「レイ」ってこの声でこの呼び方(しかもあの顔で)されたら大概のことは許しちゃう……。
「…ほら。(お願いするのが当然かのような言いぐさ)」

「やさしい炎が」の「やさしい」の言い方ほんとに優しくて好き。

「昇る果てには、星空」の視線が上にあがっていく歌い方たまらん。

「星空」で入ってくる松レイの寄り添い感。娘役かな?←
 

・契約書

「心配なんだ(;;)」「…何が?(なんでそんなに心配してんの?」ここの彼、松下私を理解できてなさが超人っぽい。
「あれは最高で完璧な夜」のうっとり感。
声が優しい分、本を叩きつける音が突然すぎて最初に聴いたときめっちゃビックリした←
こに彼は、世界に対する絶望が滲み出ている。

どれだけ美しくても頭が良くても実家が裕福でも周囲の人間みんなが彼を求めても、根本的に『愛されていない』という自覚があってそれが他のすべてを凌駕している。自分より容姿も能力も劣っている他の奴らでさえ(両親から)『愛されている』というのに、その誰もが得られているものを自分は持ってないという、それだけで他の何もかもが無意味になってしまう彼。充たされていない。充たされたことが無い。

ゆえの「無意味なこの世」。


私「火をつけろってぇ!?(煽り」松下私の煽りは完全にわかっててやってる。これくらいじゃ自分を切り捨てないって理解してるからわりと対等に接する。「もういいよぉ」のほんとにうんざりしてる感じ。
彼「お前がいなきゃだめなんだ。」

私「……………え?(ポカーン」

彼「お前がいなきゃ…だめなんだ(割と本気で」

私「……初めてだねそんなこと言ったの…」

なんで彼はこのタイミングでこんなに本気の告白をしたのか?あまりにも本気。ここで私が「でも無理だ!」ってならずにいられればっていう分岐ではあるけれど、これまでの積み重ねがそうさせてしまっているんだもんな…。

「がっかりだなぁ。(上から)少しはまともな人間になったと思ったのに…(残念そう)」
私の「文書に?」がめっちゃ訝しんでいて面白いww(また変なこと言い出した…)みたいな感じがある。
「さあ!」からの一連の彼、合理的~!さすが俺!超人!!て思ってそう。

高級品だ(ドヤ」出ましたドヤ感。
松下私「その場合~」からの『正式な文書ですので!』みたいな粛々とした声で好き。

「契約法の勉強に役立つね(皮肉」

「さっさと打て(即答」

このくだりがめっちゃ幼馴染感あって好き。あと「もう争う必要なんてない」も、ちょっとした言い合いとか彼に私が意見することを抑止する意味もあって契約書作ろう、ってなったのかな、って。割と対等というか、私も言うときは言う。(なお意見が通るかは別

松下私の「なにそれ?」マジでイヤそうwwwギャルみたい(2回目)

彼の「だぁせったらぁ!」めっちゃイラッとしているw私の指刺すの楽しんでるね?
「よし(やさしい)」「血で汚すなよ(冷たい」もう刺し終わったから冷め切っているw
私「僕だけじゃないよねぇ?」猜疑心がすごいww

彼「自分でやるから大丈夫。」私がナイフを持つ想定をしていない。

彼「前にもやったことがある。」ドヤ感がすごい。
「誓った赤い血のサイン」からの二人の声の重なりめっちゃ良い。一つになっている。

 

・スリル・ミー

彼「…やめろ……」小声だけど、珍しく確固たる意志
私「抱きしめてほしい」が!振り絞るようで!切実!!
さっきまで楽しそうだったのに「金庫の番号は」であからさまに暗澹とする彼。

「どうせ弟の誕生日だろ」に、彼が犯罪を犯してスリルを得なくては生きている実感が持てない原因がすべてこもってる。
私「契約したよね、『ふたり』!」の『ふたり』に実感がこもりまくっていて苦しくなる。「もう苦しめないで(懇願」が本当に辛そう。今まで、作中では描かれていないところでも、苦しんでたんだろうな、って。
一方の彼も「このところ何も感じないんだ」の焦燥感すごい。

「なんのスリルもない……(虚無(絶望」

いれ彼は「こんな小さな犯罪では何のスリルも無い=もっとデカいことをやらなくては」っていう、殺人へのフラグが立った瞬間なんだけど、こに彼は「犯罪でスリルを得られなくなったらどうすればいいのかわからない」って感じがする。

この曲はどちらかがもう少しでも相手を見ることが出来ていたらっていう分岐に感じるんだけど、お互いが『渇き』『飢え』の最大値まで来てしまっているので、相手のことを構う・考える余裕が1ミリも無い。
松下私はわざわざ血の契約までしたのに、それが正しく履行されないこと(自分の要求にこたえてくれないこと)に不満、噛んで含めるように言う。
「もう逃がさない(じっとり」「なぜだ(噛み締めるように」静かなる情念メラメラ。
「こんな『バカなこと』を続けてるのは、」の言い方、私はほんとに嫌気がさしているのでは。
「わかった、お前に従う」が、あまりにも無感情。
「いい加減な気持ちならいやだっ(;;)」への共感が半端ない。
何回も言うけど、松下私の「ふたり!」の実感こもりまくりな言い方が好き。

・計画

初っ端からほんのり嬉しそうなこに彼(笑)
私「ばかばかしくて」が吐き捨てるようで、マジでそろそろ彼の犯罪をなんとかしたいのかしら。
「首を絞めるか」からのギア入ってきました感wテンション上がってきてるw
「弟消せばみな俺の物」が本気っぽい。『親父』『弟』の存在が、誰がどう見ても賢くて美しい彼をこうさせているんだな。

「あとは気楽に」ソファで優雅に寝そべって本でも読んでるイメージ。
「わかった…(シュン」ってちゃんと説得されているwwwシュンとしてるw
どうにかして『殺人』を止めたくて「誘拐する?」って代替案を出したのに、めっちゃ嬉しそうに「さすがだ」って言われた私の、「両方!?」が言わなきゃよかった!アチャー‼めっちゃ伝わってくる。事態が良い方向に転がらない焦り。
「お前はなぁ(さっきまで楽しそうだったのに急に冷々)。うちは最近親父がケチで…(自分で言っておいて家庭内での諸々を思い出して嫌な気持ちになっている)…決まった(払拭」の一連、好き。
「俺がどれほど興奮してるか…」無駄に色気。

 

・戻れない道

「お前の得意な仕事だろう」嫌味っぽい。
「目指したものは」「もし行けたなら」後悔とか踏み外すのを留められなかった自責とか滲んでいる。序盤は割と淡々としているけど、内にこもっている。
「いつの間にか」から切実すぎて。

まだ森を彷徨っている松下私。

 

・スポーツカー

さわやか好青年声。さすが声優仕事3分の2が王子様なだけのことはある。
「そこのグランドを」「すぐそこだ」あたりはちょっと殺意隠しきれてないけどw

ときどき「ふふっ」とか「あはっ」とか微笑みの息遣い聞こえてくる。
「おろしてあげるから(興奮隠せてないw」のを自覚して怖がらせないように「僕たちともだち(過剰にやさしい」
「ほら(やさしい」
「ドアを開けるよ(殺意滲む」
「なまえは?(迷子に聞くみたいにやさしい)良い名前だねぇ…(温度が下がる」

ああああこれは着いていく……。

 

・超人たち

私「やってしまった!!!」ついに!(;;)感ある。

「証明したんだ!この手で!!!」やり遂げた!感あって、本気で超人になるつもりがある。
「この街破壊してやる」が本気。い、いままでそんなこと言ってなかったじゃん…。
「あとは完璧な夜を過ごそう」このあと滅茶苦茶セッ(ryっていう意味にしか聞こえない。

 

・脅迫状

歌の順番的には彼が私への支配を強くしていると見せかけて、主導権が私に移りつつあるのがこの曲の怖いところ。

私「あぁ……完璧だ…」弱弱しい。まだ恐れがある。
私「もちろん身代金を払うよ(必死」彼の根源に『父親からの愛を得たい』があるのを理解していて、それをちょっとでも埋めてあげたいという優しさがこの期に及んでまだある。

「そうだろうか」本気で親から見捨てられると思ってる。何なら厄介払いができるとでも思われてるような言いぐさ。信用していない。
「…うちもきっと出すと思うよ」の、何か言わなくちゃと考えて墓穴を掘った感が!!!そりゃあ「お前はな」ってなるよ!!!あー!(言語化できない
「そんな目にあうもんか。(もうこの話終わりだクソが」

 

・僕の眼鏡/おとなしくしろ

私「新聞みたぁ?」ギャルかよ(3回目

彼「ああ(ドヤ

「顔がつぶれてるからなぁ!!!(゜Д゜)カッ」

この台詞のこの言い方めっっっちゃ好き。
彼「おれのせいだ」計画が狂ったからやけっぱちで言ってるけど、あんまり思ってないな?故の「はぁ!?」です。なんでお前がそういうこと言う?っていう意味でのキレ。俺の計画だ口出しするな。っていう。
彼「おとなしくしろ」っつってイラッとしてるのに電話口で私が混乱?して「ダァッ‼」とか言い出したらめちゃくちゃ優しく「落ち着けよ、レイ」って言ってくれるのほんと好き。ここの「レイ」の言い方100点。ただし優しさというよりはこのままほっとくとなんかやらかしそうだから宥めてるだけな気はする。
「お前だけだ」のあとの私の「へっ…?」がめちゃくちゃ呆気にとられているというか頭真っ白な言い方で、こっちの血の気が引くわ。
「ありえない!」「落としてないっ」「あるわけない…」で焦りを抑えて落ち着こうとしている(から、声のトーンも落ち着いてくる)のに、私がなおも「大きなミスが!?」とか食い下がってくるから「なんの証拠も出ない!!!」でバチギレ。「俺が大丈夫だって言ってるんだからいうことを聞け‼‼‼」っていう。このくだりのこに彼めっちゃ好きだ~。


電話切る音が揃ってて好き。

 

・あの夜のこと

「警察の馬鹿どもが」めっちゃ本心で思ってそうw
「女の子のこと聞かれるよぉ(;;)」て弱ってる松レイかわいいw

そして彼の「ああそうだなぁ」は、「わかってる想定内だちゃんと考えてきてるから黙っていうこと聞け」って感じがする。「肝心なのは~」も含めてこの曲の彼は警察の馬鹿どもの考えることなんてわかり切っているというような言いぐさ。めっちゃ下に見てる。
彼「お前は奴らとは違う、超人だ!」(ピュア)(曇りなきまなこ)(きっと本気で思ってる)
「一緒にいてくれたらいいのに…(寂しそう」「俺との関係は一切話すな(言い方は優しい(ただし即レス(保身が速い」

 

・僕と組んで

西彼の、先生のように言い聞かせる感じ再び。
まだ主導権は彼にあると思ってるし、レイの呼び方はいちいち大切そう。確信犯か?
「まだ間に合うよ、レイ。助けてくれ」、お前の力でこの俺を助けられるんだぞ、という高慢さがすごい。
「俺を捨てる気か?なぁ、」とかちょっと怒ってるしめっちゃ上からなのに、「わかっているよ、俺のせいだよ」で観念してからは憐憫を煽ってくるずるい彼。
「行かないでくれ」が「おいていかないで」感あってかわいそう。
「わかったよ何でもしてあげるね」が虚ろで、私が優位に立ったこと自体を嘆いているような。
「検事に~」から、ホッとしている!あからさま!!全然超人じゃない!w
「俺がついてる。」、『お前がいなきゃだめなんだ。お前にとっての俺もそうだろう』と意訳しました。

 

・死にたくない

かわいそうみがつよい。こに彼は閉所恐怖症っぽい。

「こわいんだ」があまりにもこどもみたいで、昔からずっと悲しいこととか辛いこととかがあっても家族にも周りにたくさんいるであろう友人たちにも寄りかからず部屋で一人でシクシク泣いてたんだろうなぁ…と思った。

「泣きそうだ(;;)」ほんとに泣きそうだし、「誰にも見られたくない」の本気度が高い。怖がったり泣いたりしているところ・弱みを人に見せることを自らに許さなかったプライドの高さを感じる。

「絶望の夜が続く………」からの、(あー、がんばって寝ようとしているんだな…)ということが伝わる間の取り方、からの、「…眠れない(;;)シクシク」がめちゃくちゃ好き。

「ねむれない(´;;`)」に関してはでしょうね!!!wとしか言いようがないですけれども。

 

・九十九年

松下私の、ここまで来てもなお「どうしてこうなった」と思っている感じがもう悲しくて辛くて切なくてしんどい。この結末を招いた自分を責めているような。うぇぇぇ(;;)

私「なにも疑わずに」、なんで僕の思惑に気付かなかったんだよ!という憤りを感じる。「わかってたよぉ!…あれも計算だぁ…」もめちゃくちゃ悲しそう。

私「僕の物だ」『ここまで来てしまった以上は、僕が責任とって僕の物にします。(彼が、周囲の誰が何と言おうと)』と意訳しました。こういう形での『永遠』を望んでいたわけではないけども、彼の側にいられるのなら受け入れる。

私「それも悪くない」顔は笑ってるけど泣いてるやつでしょこれ;;
「いや。離れられない」の強い断言。

 

フィナーレでのこに彼の「レイ」が、甘さと優しさを盛ってる声じゃないっていうのが、松レイは彼との日常っていうかただ一緒にいることを望んでただけなのに、っていうやりきれなさを感じてしまって、考えれば考えるほど泣けてくる。

 

あと、アフタートークのレポで「九十九年」のシーンは「生きてきた中で初めてまっすぐ愛情をぶつけられて感動して泣いてる」って小西さんがおっしゃってた旨のレポを読んでめっちゃおっきい声でメリバじゃーん!?って言うた。

よかったじゃん、リチャード……。そしてレイの愛情が(伝えるにあたって辿った道筋は最悪といってもいいけれど、)正しく彼に届いているじゃん……。

逆に刑務所の中でどんな距離感で過ごしてたのか全然想像できない………。

そしてその分、他の分岐を選べていたら、もっと社会に溶け込める結末を迎えられたのではという気がしてならない。

私→→→→→→→→→←(←←←)←彼

くらいの矢印のイメージ。求める勢いは私の方が激しいけど、彼だって私を必要としていることを自覚していた。標準装備がドS対応ですけど。あと幼馴染設定に説得力がある。

 

このペア最初に買ったからこそ他のペアも買う気になれたっていうか、他のペアから買ってたら「なるほどふーん。」つって興味が止まってたかもしれない。っていうレベルで好き。全公演映像か音源を買わせてほしい。

大阪の星取表が出るのを心待ちにしながら。

おかきペアも買ったら記事書きますたぶん。